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 室内飼いのすすめ

猫の室内飼いは、 かわいそうな飼いかたではありません。現在の状況・環境下では、猫にとって屋外は決して楽園ではなく、 猫の6割は、白血病やエイズに罹っているという統計もあります。病気や怪我、思わぬ行方不明などの危険性が屋外にはあります。

 室内飼いのメリット

・ 伝染病を予防できる。   ・ 喧嘩による怪我、傷を防げる。
・ 迷子や交通事故を防げる。 ・ 近隣への負担・迷惑を防げる。
・ 虐待や捕獲を防げる。   ・ ノミやダニの寄生を防げる。

 室内飼いにするには

・ 発情前に、避妊・去勢手術をしましょう。      ・ 上下運動ができる場所を作りましょう。
・ 飼養匹数プラス1の猫トイレを用意しましょう。   ・ 排泄物の処理は、適時行いましょう。
・ 爪は定期的に切り、爪とぎを用意しましょう。    ・ 日光浴ができるようにしましょう。
・ 最低でも、1日30分くらいは、猫じゃらしなどで遊んであげましょう。

 どうしても室内飼いできない場合

・ 排泄は、家の中で済ませ、迷子札を必ずつけてください。
・ 夜は、外出させないようにしましょう。特に発情期は、注意が必要です。避妊・去勢手術をしていない場合、
  発情期において、逸走における事故が多発しています。
・ オスもメスも、必ず去勢・避妊手術をしてあげてください。
※猫の繁殖制限をしなかったり、仔猫の遺棄などで、毎年、大量に、飼い主のいない仔猫が誕生しています。
 新しい飼い主が見つかる仔猫は、限られています。よって、毎年ほんの数日、数週間しか生きられない仔猫が、
 殺処分されています。この状況から、目を背けないでください。お願いします。

 猫の相談で多い事例

・ 庭で、ノラ猫が仔猫を産んでしまった。6匹もいる。
・ 箱に入れられて、会社敷地に仔猫が捨てられていた。
・ 飼い猫が妊娠してしまい、仔猫を産んでしまった。
・ ○○が、猫の捨て場になっている。
※仔猫は、生後6ヶ月足らずで、妊娠可能となります。1匹のメス猫、その子孫は2年で80匹にもなるといわれています。どうしても室内飼いができない場合は、必ず、避妊・去勢手術をしてあげてください。

 猫の健康管理スケジュール

誕生


1ヶ月目    ◆第1回 検便検査と寄生虫駆除

50日目     ◆第2回 検便検査と寄生虫駆除
        この後も2〜3ヶ月ごとに定期的な検便検査と寄生虫駆除を。

――――――この頃までに、排泄・排便のしつけを完了。―――――――

2ヶ月目    ◆第1回 混合ワクチン接種

3ヶ月目    ◆第2回 混合ワクチン接種
        この頃から、ブラッシングやシャンプーに慣れさせる。
        ワクチンの接種時期・回数など詳しくは獣医さんに相談してください。

5〜7ヶ月目   ◆避妊手術 (メスは、最初の発情期がくるので要注意。交尾しない限り、発情は終らない)

6ヶ月目    ◆去勢手術 (スプレー行動が始まる前が理想的。スプレー行動をはじめてから去勢手術すると、
        10%程度の猫はスプレー行動を継続します。メスの発情に誘発されて、オスは発情する。)


1年目から   ◆健康診断、混合ワクチン接種は、毎年1回。

7〜8年目以降  ◆年2回の健康診断

その他・備考  ※季節ごとに検便検査
        ※通年、ノミ・マダニの予防対策 (特に4月〜10月は要注意)
        ※4月〜12月の蚊の発生する時期には、フィラリア予防対策
        (詳しくは獣医さんと相談してください。)
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